今年36年目の結婚記念日を迎えました。

　結婚したての頃は、おない年の夫の給料も少なく、お給料前の一週間は本当に苦しいやり繰りでした。そんな20代半ばの若夫婦が中古住宅を購入しようと金融機関を尋ねると、明らかに「無理！」という態度で、当時400万円程の融資でさえ、その場でやんわり断られたことを思い出します。

　それでもめげなかったのは、若さのせいでしょうか・・当時はライフプランの手法は知りませんでしたが、昇給予想や年間支出予想の表と住宅取得の資金計画書を作り、30年返済の住宅ローンを申込んで2年後にマイホームを取得。今よりずっと高い住宅ローン金利でしたが、23年程で完済しました。

　心配ばかりしていては夢をかなえることはできません。でも無鉄砲に突っ走っても壁に阻まれ先に進めないということを知った20代半ば。足元をしっかり見て、考えられるリスクを分析し、対策を立てて準備することが大事なことを学び、ファイナンシャル・プランニングに興味を持ちました。

　36年の月日は長いようであっという間だったような気もします。夫の両親は今年結婚63年。喧嘩しながら仲良く暮らしています。こんな身近に、夫婦のお手本があったと改めて思いながら、37年目の1日が始まります。